福祉生活さんの日記より

｢介護と住環境｣(原題：住環境について）

１、生活環境とは

生活環境　→物理的環境・・道路、公共建築物、交通機関、住宅、設備等
→人的環境・・人的資源
とにわけられる。

２、住環境の基本的条件
安全性＝転倒・転落等の事故防止
　　　　防火・防犯への配慮
　　　　緊急時への配慮
機能性＝移動しやすさ
　　　　設備の使いやすさ
　　　　コミュニケーションの取りやすさ
　　　　維持・管理のしやすさ
快適性＝衛生・日照・換気・通風・室温・騒音等への配慮
　　　　プライバシーの確保

３、住宅における痴呆への配慮例
・危険な物、重要な書類等はあらかじめ片付ける
　　（洗剤・殺虫剤・薬品・貯金通帳等）
・幻覚を引き起こす可能性のあるものを見えなくする
　　（かがみ・肖像画・ポスター）
・コンロの操作レバーを脱着式に替える
・住宅内の移動動線を単純にする
・住宅内に徘徊路を造る
・トイレ表示を分かりやすくしたりトイレまでの誘導表示をする
・生活用品に本人の好きな色、または赤やオレンジなど
　見つけやすい色を使う
・不安がかきたてられないよう、照明は影の出来にくい工夫をする
・部屋に昔の写真を飾る
・なじみの深い家具や思い出の家具を配置する
・思い出の品々を乱雑に入れた引き出しを用意しておく
　　（整理する・捜すことによって落ち着きを取り戻す　等）
・要介護者のプライバシーが保たれる部屋を用意する　等

４、生活環境としての寝具に求められる要素
・安眠（保湿性・通気性・清潔保持の容易性）
・動きやすさ（寝返り・起き上がり・立ち上がり・トランスファー）
・コミュニケーションのとりやすさ
・介護のしやすさ

特養経験後、介護士として、ケアマネとして、
福祉用具専門相談員として社会福祉士として、
ヘルパー養成の講師として、在宅に関わってる
福祉生活さんよりご承諾をいただきまして
福祉生活さんの１０月３０日の日記より
このコーナーに取り上げさせていただきました。

↓介護のことについて参考になる福祉生活さんのページです。
ご興味のある方は是非のぞいてくださいね！

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